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前回の記事では、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)配合の薬用化粧水のもつ抗炎症作用で、アトピー性皮膚炎をコントロールすることについて書きました。、メリットとデメリットの概要について書きました。今回はそれが、誤りである可能性について、書きたいと思います。
じつは医薬部外品には、抗炎症作用や消炎効果などの、効果効能の標ぼうは認められていません。これらの広告や宣伝は、法律で禁止されています。これらの効果効能は医薬品レベルのものであり、薬用化粧品や医薬部外品には、一切認められていません。
しかしグリチルリチン酸2Kに炎症を鎮める効果がないとは、言えないのも事実です。ここが非常に大切なのですが、何らかの原因や疾病・皮膚病で、同成分配合の薬用化粧水を治療の一環として用いる場合は、主治医の先生との密な相談が欠かせないということです。
アトピー性皮膚炎の基本は、患者さんはもちろんご存知でしょうが、ステロイド剤塗布による消炎です。しかしお医者様によっては弱いステロイドに替えるだけでなく、グリチルリチン酸2K配合化粧水を塗布を推奨する場合もあるようです。
また炎症の状況によっては、グリチルリチン酸2Kは肌デトックスを低下させてアトピー肌慢性化する危険性があるという理由より、同成分が一切配合されていないスキンケア製品を、推奨する場合もあります。すなわち抗炎症効果がなく、かつ低刺激で保湿効果に優れている、化粧水等ということになりましょう。
ネット上に限らず実店舗でも、行き過ぎた広告宣伝がなされています。お肌の炎症でお悩みの場合は、行き過ぎた宣伝文句に惑わされることなく、やはりお医者様との相談が大切でしょう。お医者様といえども、患部に何が塗布されているかわからなければ、対処のしようがないのでしょうから!
次回の記事では、グリチルリチン酸2K配合化粧水等で、汚肌になる可能性について、書きたいと思います。
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