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最近スキンケア分野では、「純度99%高濃縮グリセリン」というフレーズが流行っていて、保湿効果が優れたハンドクリームといった広告宣伝がなされたりしています。そういったあおりをうけてか、「純度99.5%のグリセリン」といったものも・・・。通常のグリセリンよりも保湿効果が優れているといったイメージがかもし出されていますが、はたして本当に特別なグリセリンなのでしょうか・・・。
① 「高濃度グリセリン」といった表現について
グリセリンの製造過程では、まず純度99%程度の、濃グリセリンが出来上がります。ですからわざわざ手間と費用をかけて、「高濃度」としてわけではありません。手作り化粧水で濃グリセリンをお使いの方でしたらおわかりでしょうが、濃グリセリンは粘度(粘り気)が高く(強く)、スポイトなどで正確に量を計って配合するのが困難です。そのため精製水で薄めて粘度を低下させ、使いやすくするわけです。これがドラッグストアさんで一般的に販売されている、グリセリンです。
② 「高純度だから不純物が少ない」といった表現について
少なくとも日本で製造されたグリセリンまたは濃グリセリンであれば、不純物で問題になったことなど、聞いたことがありません。それほど生成されていると思って、差し支えないでしょう。しいて申し上げるなら、純度99%高濃度グリセリン」から見ての不純物とは、それは前項①でご説明した、薄めるために配合した、精製水ということとなりましょう。精製水はもちろん、きわめて安全性が高いものです。
③ 「保湿力や角質層への浸透力が優れている」といった表現について
グリセリンをそのまま使用する用途があれば、純度の高いグリセリンのほうが、役立つ場合があるかもしれません。しかし一般的なスキンケアとして、純度99%とか85%のグリセリンをお肌に塗布すると、お肌から水分を奪ってしまうことによる、かなりの刺激が予想されます。一般的なスキンケアとしては、グリセリンの濃度は5%程度でしょう。結局は薄めるわけですから、違いなどあろうはずがありません。
実際弊社で販売している手作り化粧水の材料のお薦めレシピでも、グリセリンの場合は何グラム、濃グリセリンの場合は何グラムと、単に量を調節するだけの違いです。ご興味がおありでしたら、そのレシピ(pdf)をご覧下さい。
グリセリンと濃グリセリンの違いについては、弊社公式サイト内の記事にて、詳しくご説明させて頂いております。「農グリセリン」の検索ワードで上位(おそらく1位)ランクの人気記事ですので、ご興味がおありでしたらぜひご覧下さいませ。
以上のように、手作り化粧水に使用するグリセリンは、純度100%に近いものであっても85%程度のものであっても、効果は何らかわることはありません。もし変わるとすれば、それはプラシーボ効果(偽薬効果)でしょう。消費者の皆さまが、過度な広告宣伝に惑わされることがないように、アルガ・アイは望みます。
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