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前回の記事では、「植物性BG(植物性ブチレングリコール)」と称されるBGについて書きました。今回は、海藻エキスについて、書きたいと思います。
褐藻エキス・緑藻エキス・紅藻エキスなどの海藻エキスを手作り化粧水にブレンドすると、保湿力が高まるといわれています。また、安全性が高いといった、文言も見受けられるようです。これらの情報は、はたして本当でしょうか?
まず保湿効果ですが、弊社がタラソテラピー海藻パック等の製品化時に研究した限りでは、ラミナリアディギタータ(=ラミナリアディジタータ、いわゆる昆布)等を含む褐藻類には、たいした保湿効果はありません。緑藻類も同様です。褐藻類のエキスで期待できる主な効果は、フロロタンニンによる引き締め効果と、ビタミンC補給でしょう。
優れた保湿効果が得られるのは、紅藻類です。種により、優れたビタミンC補給も期待できます。一部の紅藻類には、開いた毛穴や粉吹き肌さえキレイに改善してしまう程の、強力な潤い効果があります。毛穴の開きも粉吹き肌も、乾燥肌の進んだ状態だからです。ですから、海藻エキスで保湿効果を期待する場合は、どのような海藻を使用しているかが、ポイントとなります。
次に安全性ですが、海洋植物全体を見渡せばアレルギーを引き起こすものが化粧品に使用されることもあるようですが、過去の事故例などを網羅することにより、安全な海藻を選択できるでしょう。弊社の場合は、フランス・ブルターニュの海藻工業研究所(CEVA)に研究依頼を行い、安全性を確保するようにしております。ご参考まで。
そしてもう一点注意すべきは、海藻エキスを抽出する際の溶剤や防腐剤の使用です。せっかく手作り化粧水からBGやエタノールを排除しようとしても、海藻エキスに含まれていたら、その努力は水の泡と消えてしまいます。
また海藻エキスは腐敗しやすく、主な生産地であるフランスから日本に輸入されるには赤道を通過するため、たっぷりといっていいほどパラベンやフェノキシエタノールなどの防腐剤が添加されることとなります。以上のことから、敏感肌の方であれば、手作り化粧水に海藻エキスを使用しないほうが無難といえるでしょう。
なお弊社が販売している手作り化粧水用材料の「アクア・ダルモール77ミネラル」の場合は、お薦めレシピでは海藻エキスを使用しません。そのかわりに別途タラソテラピー海藻パックを、週1~2度併用することをオススメしております。ご参考まで。
次回の記事では海藻成分にもう少し踏み込み、アルギン酸ナトリウムの有効性について、書きたいと思います。
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