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手作り化粧水用の防腐剤/保存料として、化学合成防腐剤や天然由来の防腐剤が、実店舗やネットショップなどで販売されています。とく自然派の方には天然防腐剤は人気のようですが、アレルギー発症が懸念されます。その最たるものがROE(ローズマリー葉エキス/ローズマリーエキス)で、いったん発症すれば肌荒れにとどまらず、ローズマリー抽出物を含んだ食品はもちろんのこと、ローズマリーエキスを原料とする芳香剤の気化成分にまでも反応するようになってしまいます。
 
植物性防腐剤は基本的には、危険性が高いと考えられるべきでしょう。なぜなら植物は人間のために存在しているわけではなく、人間をはじめとする動物に茎や葉などの大事な部位は食されたくないため、毒をもつのが自然と考えられるべきでしょう。防腐効果をもつボタニカル成分ということは、カビ(真菌)や細菌類だけに有害というわけではなく、人体にも有害である可能性が高いと考えるのが自然です。なぜならそれらは人類のそばで、進化しながら生存してきたわけですから!

 

下記のリンクは、弊社公式サイト内の防腐剤に関するリストです。これらの記事の多くは、多くの方々から信頼を頂いており、MSN・Google等大手検索サイトで10位以内に上位ランクインしています。これから手作り化粧水や手作り化粧品に化粧品を作ろうとされる方は、ぜひ一度ご覧下さい。

 

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天然防腐剤 ヒノキチオールの安全性

天然防腐剤 ラデッシュエクストラクトとは?

天然防腐剤 カワラヨモギエキスとは?

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防腐助剤 オーガニックエタノールの危険性
 

なお、弊社の手作り化粧水材料「アクア・ダルモール77ミネラル」のお薦めレシピでは、防腐剤の使用をおススメしておりません。せっかく手作りするのであれば、防腐剤無添加が理想でしょう。おススメレシピでは、冷凍・冷蔵保存を推奨しております。

 

 

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前回の記事では、オーガニックエタノールを手作り化粧水に加える危険性について、書きました。日本酒や焼酎に含まれるエタノールは、想像以上にお肌に負担をかけてしまう危険性があります。注意が必要でしょう。今回はヒバ油およびその抽出物である、ヒノキチオールを手作り化粧水に使用する、安全性について書きたいと思います。
 

ひば水をベースとして、グリセリンなどの保湿剤を加えた手作り化粧水を、お好みの方は少なくないようです。ひば水とは、ヒバ精油をごく美容エマルジョン状態で混ぜ込んだものです。ひばの香りを楽しむメリットもあり、スキンケアと同時に森林浴を楽しむ、アロマテラピーの要素もあるようです。
 

さて、このひば油の中には、ヒノキチオールという成分が含まれていて、これが有用成分となるわけです。この成分は抗菌力、とくに真菌に対して、強い効果が期待できるとされています。また防虫効果もあり、忌避剤としても有効とされています。スキンケア製品においては、殺菌効果を目的として配合されるほか、新陳代謝や血行促進を期待して配合されるようです。もちろん、製品自体の保存料としての、役目も果たすようです。
 

さて、このヒノキチオールの安全性ですが、他の多くの天然由来成分と同様に、アレルギー発症のリスクがあるようです。たとえば、ヒノキチオール配合の製品でアレルギー性接触皮膚炎を起こした事故が、報告されています。その方は、アトピー性皮膚炎であったことも報告されていましたから、健常者であればどうであったかという疑問は残りますが・・・。
 

このヒノキチオール関する情報量は少ないため、安全性については判断が難しいところでしょう。下記の大阪府と東京都の見解が、ネット上で確認できる、偏向のない実体を反映した情報だと思われます。
 

大阪府立公衆衛生研究所のメールマガジンでは、「ヒノキチオールが原因でアレルギーになったという報告もあり、必ずしも安全だと確認された訳ではありません。」と、ヒノキチオールへの過信は禁物との、緩やかな警告を発しています。そして「ヒノキチオールによる抗菌力やヒトへの影響を、光分解産物も含めて詳細に調べ、安全性評価を行うことが、今後の課題です。」と、ヒノキチオールの安全性評価は、今からだとしているわけです。
 

いっぽう東京都健康安全研究センターでは、「ヒノキチオールは植物性の天然成分であるという安心感から,近年,繊維製品,包装フィルム5)等の抗菌剤としての需要が増加している.さらに,食品の鮮度保持剤としても期待され,既存添加物名簿に保存料(ツヤプリシン)として収載されている.」と、ヒノキチオールの盲目的な工業利用に対する反省ともとれる記述がなされています。そして「ヒノキチオールの毒性については天然物ということで詳細な検討が行われなかった.近年,各種毒性評価が行われるようになり,当センターにおいて妊娠マウスに対して催奇形性があるとの報告がなされている.」といった、ややショッキングな記述となっています。
 

以上のようにヒノキチオールは、「天然=安全」といった、無責任な妄想でさまざまな分野での工業利用がなされてきたわけです。そういう中で催奇性が判明したために、今更ながら安全性調査が始まったということです。言い換えれば、ヒノキチオールを使用した製品で、国民の多くが人体実験に参加させられているということです。
 

このようなこともあってか、生協さんではヒノキチオールを使用した食品は、排除されているようです。またスキンケア分野におきましても、現在ヒノキチオールを製品に配合する場合は、安全性確保のため上限量が厳しく規制されています。具体的にはパラベンの10倍程度厳しく、それほどヒノキチオールは強い成分なのです。研究者/専門家によっては、パラベンやフェノキシエタノールよりも危険だと、お考えの方もいらしゃるようです。
 

日本人がヒノキをスキンケア要素として最初に利用したのは、桧風呂であったかもしれません。お湯に桧に含まれるヒノキチオールが溶出したとしても、非常にわずかであることは、容易に想像できるでしょう。つまり日本人はヒノキには慣れ親しんではいますが、この程度なのです。ヒノキチオールがたっぷりと配合された化粧水/化粧品を、使用してきた経験はないのです。

ヒノキチオールが配合された製品で肌トラブルが生じた場合は、天然だから安全のはずと信じ込まず、直ちにご使用を中止すべきでしょう。消費者の安全をお考えのメーカーや販売者によっては、ヒノキアレルギーやアレルギー体質の方へは、使用への慎重さが喚起されています。しかしそういった良心的な業者さんは、ごくわずかな状態です。あなたの安全を守るのが、最後はやはりあなたご自身ということになります。
 

そしてもう一点・・・。ヒノキチオールとともにグリチルリチン酸2Kもしくはグリチルリチン酸アンモニウムが配合されている場合はとくに、適切な注意が必要です。グリチルリチン酸化合物はアレルギー発症を押さえ込み、アレルギー発症の自覚を遅らせる危険性を否定できないからです。
 
過去に起きた2大スキンケア製品事故、すなわち「お茶石鹸アレルギー/アナフィラキシーショック事件」と「ロドデノールまだら事件」では、グリチルリチン酸2Kが配合されていました。このようにグリチルリチン酸化合物は、アレルギー発症の自覚を遅らせる可能性を、否定できないでしょう。
 

このように書いてしまったわけですが、私は決してヒノキチオール自体を、悪者だといっているわけではないのです。「天然由来だから安全」といった誤ったキャッチフレーズに惑わされることなく、お肌に異常が出たらすぐにご使用を中止すべきです。またアレルギー体質の方やヒノキアレルギーのある方は、ご使用に際しては慎重になるべきでしょう。
 

何よりも、ヒノキチオール自体はこれからの医療分野においては、素晴らしい可能性を秘めたものです。先ほどの催奇性につながることになるかと思いますが、ヒノキチオールが秘める染色体損傷効果を利用した、ガン治療も研究中のようです。この将来性のある諸刃の剣を上手に利用することこそ、これからの課題でしょう。
 

次回の記事では、1,2ヘキサンジオールを手作り化粧水に使用する危険性について、書きたいと思います。
 

 

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