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前回の記事までは、手作り化粧水に配合することができる、さまざまな化粧品成分の、効果や安全性/危険性について書いてまいりました。これから化粧水の手作りをとお考えの読者様の、ご参考になれば幸甚です。ここで一旦中締めとして、そもそも手作り化粧水のメリットは何かということについて、考察したいと思います。
まず最初に取り上げるべきは、防腐剤や保存料を配合しない、防腐剤無添加の化粧水を作ることができることでしょう。フェノキシエタノールや1,2-ヘキサンジオールなどの化学合成防腐剤には、人体への悪影響が懸念されます。パラベンは比較的安全性が高いとされているものの、やはり避けることができれば避けたい成分でしょう。
また天然由来の防腐剤であるローズマリーエキス(ローズマリー葉エキス/ROE)やヒノキチオールなどには、強いアレルギーの発症が懸念されます。一旦アレルギーを発症してしまうと、たとえばローズマリーエキスの場合は、単にアレルギー性皮膚炎を発症するだけでなく、ローズマリー由来の原料を含んだ食品を安全に食することができなくなったり、ローズマリーを原料とする芳香剤にも反応してしまうような、たいへんな状況にもなりかねません。
その他の天然防腐剤としては、グレープフルーツ種子エキス(GSE)やカワラヨモギエキス、ラディッシュエクストラクトなどがありますが、いずれも十分なデータは蓄積されておらず、人体への悪影響は否定できないでしょう。
以上のことから、せっかく安全性の高い化粧水を作るのであれば、防腐剤を一切排除した化粧水を作るべきでしょう。防腐剤を排除できるのが手作り化粧水の大きなメリットですが、その反面「腐りやすい」というデメリットが生じてしまいます。
ここでお考えいただきたいのですが、何ら防腐処理をされていない国産のミカンと、防カビ剤まみれのグレープフルーツがあれば、読者様はどちらを食したいでしょうか? 多少好みの問題もあるかもしれませんが、できれば腐りやすいミカンを食したいと思うでしょう。
生ものは腐りやすいから、そをれを長期保存するための冷蔵庫が発明され、今やどのご家庭でも使われているわけです。手作り化粧水も、冷やして保存すればよいわけです。理想の温度は1~3度で、雑菌の繁殖が大きく制限されます。
なお、弊社の手作り化粧水材料「アクア・ダルモール77ミネラル」のお薦めレシピで手作りした化粧水の場合は、冷凍庫での保存としております。冷凍してしまえば、たとえ雑菌が混入してしまっていたとしても、その活動は一切停止となります。なお他のレシピの手作り化粧水の場合は、冷凍に向かない美肌成分を使用している可能性もあるため、すべての手作り化粧水が冷凍可能とは言い切れないでしょう。
次回の記事では、他のメリットとデメリットについて、書きたいと思います。
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